キャッシングには必須の知識、総量規制とは

キャッシングをする上で知っておきたい知識No.1?総量規制の仕組み

お金を借りるにあたって、ぜひとも頭に入れておいてほしい知識があります。それが、「総量規制」というものです。

はっきりいって、この4文字からは一体何を意味しているのかちょっとわかりづらいですよね。一体総量規制とはなんなのか、どのようにお金を借りることに関係があるのかを見て行きたいと思います。

総量規制とは、「貸金業法」という、お金を貸す業者である消費者金融などに適用される法律にて制定されている仕組みで、個人が借り入れるお金に関して適用されます。例外として個人で借り入れても、自営業をしていてその事業資金のために借り入れるのならば総量規制は関係ありません。

要点から言ってしまえば、自分の年収の3分の1までしかお金を借りることが出来ない、という法律です。年収が450万円の人であれば150万円まで、年収が900万円の人であれば300万円までということですね。貸金業法が適用されている貸金業者から、それよりも多くお金を借りると業者のほうに罰則が与えられますので、キャッシング会社は絶対に総量規制を超えた額を貸すことはしない、と思っていただいたらいいと思います。

総量規制が作られた背景は、いわゆる「サラ金」が横行した時代にあります。当時は総量規制などなく、借りようと思えばいくらでも借りることが出来ましたし、金利も今より10%以上高いことも珍しくありませんでしたので、貸金業者のほうも貸せば貸すほど利息で儲かっていました。しかし、高金利でたくさんお金を借り入れても、結局返済することは困難であることは火を見るより明らかです。サラ金から借りたお金を返済するために別のサラ金からお金を借りる…という、いわゆる「サラ金地獄」にはまってしまう人が非常に多く、それに伴って自殺者も増加していきました。社会現象ともなってしまったサラ金地獄は、さすがに政府も手を打たざるを得ません。貸金業者の健全化のため、この貸金業法の制定及び改正が行われたのです。

ですので、現在の貸金業法及び貸金業者は、総量規制や自主的な規制によって、「返済できる分だけを貸す」というスタンスに移行していきました。収入が少なく、総量規制分よりも多くお金を借りていた人はそれ以上借りられませんし、総量規制分ぎりぎりまで借りていなくても、他社からある程度お金を借りている場合はお金を借りにくくなりました。一定額以上借り入れている場合は、貸金業者に対して収入を証明する書類を提出することが義務付けられ、確実に返済できるかどうかをより厳しくチェックする体制になっていると言えます。

とはいえ、総量規制にも除外や例外とされるものがあります。例えば、住宅ローンやマイカーローンは「除外」とされ、総量規制には一切入りません。対して、「例外」は総量規制に入るものの、緊急を要する場合や返済能力を顧みて「大丈夫だろう」と判断された場合、一時的に総量規制を超えても問題が無いとされるものです。例えば、保険が降りる前の医療費の一時負担や、消費者金融の「おまとめローン」がこれにあたります。

また、いわゆる「キャッシング」と同じようなものであっても、総量規制に関わらないものもあります。それが、銀行が行っているカードローンです。消費者金融と同じような金利だし、システムもほとんど一緒なのになぜ?と思ったかもしれません。これは、適用されている法律の違いです。貸金業者として登録している会社は「貸金業法」が適用されますが、銀行は「銀行法」が適用されるため、貸金業法の中で制定されている総量規制が関係ないからなんです。とはいえ、総量規制を超えてどんどん借りられるわけではありませんので勘違いは禁物です。